ペンミ商店 vol.6
一目惚れの夏
現代では珍しい個人商店。しかも馬がいる…
瀬戸内海近くの古い家々が立ち並ぶ場所、そこにペンミ商店がある。
このお話は実在する私の友人がこれから始める商売について私なりに妄想した、実在する古民家の物語。そこで起こる一夏のエピソードを小説風に書いたストーリーです。
友人ペンミさんの起業ストーリーが今始まる…
はじめに
ペンミ商店を読んでくださっている皆さん、いつもありがとうございます。私の気まぐれで書いている小説で、間が空くと、前回の内容忘れちゃいますよね!それでもこれを読んで下さっている方、本当に感謝です!ありがとうございます!!
【前回からのあらすじ】
行き倒れの大学生″トラ″を拾ったペンミは親切にも無一文のトラをしばらくアルバイトで雇うことを了承した。
ペンミ商店の前で行き倒れていた日から一夜明けた朝…
僕は何かの音で目を覚ました。時刻は朝の7時。
(ペンミさん…?)
眠い目をこすりながら音のする方に向かった。どうやら玄関の外の方だ。
玄関のドアを開けると、そこには見知らぬ女性が庭木にハサミを入れている。
(誰…?)
しばらく眺めていると、女性はこちらに気付いたらしく、話かけてきた。
「君がトラ君?ペンミさんから聴いてるよ!群馬県から来たんだって!?」
女性は非常に嬉しそうな顔でこちらを見てくる。
どうやらペンミさんの知り合いのようで安心した。変な人ではなさそうだ。
「いや〜君いいね!自分探しの旅!?私もそんな時があったなぁ。。。
あ、私はみどり、ペンミさんの小学校からの友人です。よろしく。」
(はて…ペンミさんの友人が庭を剪定している…どういうことだろう…)
「庭師さんなんですか???」
みどり「いや、私は趣味で庭いじりをしてるだけなんだけど、たまにこうやって勝手に来てペンミさんちの庭で遊ばせてもらってるんよ。」
ちょうどその時、ペンミさんが商店に出勤してきた。
「よ!トラ!昨日はよく寝れた???…あれ!みどじゃが!今日も庭仕事?サンキュー⭐︎」
みどり「そうそう、こないだ″モギマコさん″のstand.fm聴いとったら、夏の剪定も大事だって言ってたから作業しにきた。なんでも、葉が混み合い過ぎてる所はすかして、風通しを良くするのが病気予防には大事なんだって。すかした隙間から鳥達が来て、木に付いた虫も食べてくれるらしい!」
それからみどりさんはそのモギマコさんについて熱心に一通り語った。モギマコさんという方はstand.fmという音声配信のパーソナリティの方で、庭師さんらしい。みどりさんいわく、モギマコさんの放送は分かりやすいし、庭木の勉強になるから好きだ、と熱心に語ってくる。
そしてみどりさんもまた、音声配信のパーソナリティだそうだ。数年前から始めたらしい。
時々ペンミさんと二人でこのペンミ商店をスタジオとしてビデオポットキャストも配信しているそうだ。なかなか活発な人達だ。
「トラ、今日は草ぼーぼーの農地の草刈りじゃなな!暑くならんうちに始めようや!」
そう言ってペンミさんは馬に朝ごはんの草をあげ、僕もそれを手伝った。
(草刈りなんて人生で初めてだ。一体どうやってするんだろう。)
ペンミさんは道具置き場から草刈り機なるもの2台を出してきた。一台は棒の先に丸いギザギザの刃がついるような格好のもので、もう一台は手押しの人力の草刈り機。そしてそれらをハイエースに積んだ。
「トラ、行くぞ!乗れ!」
「あ、はい!」
ペンミさんに連れられて行った農地は海辺の農地。確かに草ぼーぼーだ。でも草丈はそんなに高くない。
ペンミさんはかっこよくエンジンをふかして草を刈っていく。僕も手押しの草刈り機で根気よく後を追う。
途中1時間毎に休憩を挟みながらの作業。刈り終えた頃には既に11時をまわっていた。
7:30から刈り初めてからもう3時間近く経っている。…本当に暑い。身体から汗が止まらない。休憩中にペンミさんがくれたアクエリアスとお茶を僕は3リットル飲み干した。
草刈りってこんなに大変なものか。。。
そして僕の人生初草刈り作業が終了した。
「トラ、今日の仕事はもうこれでお終い!昼からしっかり休憩していいで。夕方に馬房掃除さえしてくれたらオッケーじゃけん。んで、明日も草刈りな!w」
マジか。と一瞬思ったが、体力づくりには良い作業だな、と前向きに考える事にした。
商店に帰るとみどりさんはもう居なかった。岡山県の県北に帰ったらしい。その代わり、大きなスイカが玄関に置かれていた。みどりさんの畑で採れたスイカらしい。
その夜は本当に星が綺麗な夜だった。。
昼寝をさせてもらったぶん、夕方からは元気になった。ペンミ商店に置いてある漫画や本は誰でも自由に読んで良いと言われていたので、それを読んで夜の時間を過ごすことにした。その中の″NARUTO″というマンガがものすごく面白かった。ペンミさんが中学生くらいの時に流行った漫画らしい。この商店を始める時に″旅の宿さん″という方が寄付してくれたそうだ。
本当に面白くて読み出すと止まらない漫画だ。
でもいけない、いけない。明日も草刈り作業だ、と思ってこの日は夜更かしせずに早く寝る事にした。
つづく!



待ってたよーーー!
みどり先生✨✨
読み出すと止まらないのはNARUTOだけではない、ペンミ商店も、なのだ✨
ついに、本人「みどり」登場、
そして、モギマコさん!
モギマコさん、読んでますか?
登場してますよーー😍✨